EXLUB® （エクスルブ）

EXLUB®は複数の高機能添加剤成分を独自の最適比率で配合した高機能潤滑剤です。
被膜効果が長期間持続することで、金属摺動部の長寿命化やメンテナンスコストの軽減に貢献。さらに、塩素フリーのため環境に優しく塩素系を超える潤滑効果を発揮します。

他の潤滑剤との違い

オイル系潤滑剤	摺動部の温度上昇により油膜切れを起こし潤滑性を失いやすい。
フッ素系潤滑剤	フッ素被膜は比較的極圧性に劣り、剥離し易く長期持続性に欠ける。
EXLUB®	塩素フリーの極圧潤滑剤です。一般的な潤滑剤とは潤滑の仕組みが大きく異なります。

被膜形成のイメージ

金属の摺動(しゅうどう)部に塗布後、高い圧力が加わると複合成分被膜を形成。長期間優れた潤滑効果が得られます。

摩擦・摩耗の低減 

オイル成分だけではなく、当社独自比率で配合された添加剤成分が金属表面に極圧被膜を形成し摩擦・摩耗の低減に優れた効果を発揮します。

振動・騒音の抑制 

摺動部の摩擦を大幅に低減することにより機器の動作を円滑にして摩擦による振動や騒音を低減します。

摺動部の長寿命化 

摺動部に形成された被膜は強く密着し、優れた耐摩擦・耐摩耗性を長期間発揮するため機器を長寿命化します。

メンテ業務の軽減 

摺動部の摩耗を低減することによりメンテナンスにかかる時間やコスト労力を軽減します。

塩素含有量とシェル四球試験結果 

他社製品A・B：塩素フリーだが耐荷重能が低い
他社製品C ：塩素含有量が多く耐荷重能が高い
EXLUB® ：塩素フリーで耐荷重能が高い 
塩素含有量を増やすことによって耐荷重能（極圧性）を高めることが可能ですが、人体や環境への負荷が大きくなります。また、他の潤滑剤等へ添加した場合、塩素含有量が多いとゲル化などの不具合を引き起こす可能性が高くなります。

主な用途
ギア、ベアリング、チェーン、ドアヒンジ、スライドドアレールなどの摺動部、エアーツールのメンテナンス、切削加工、固着したネジの取り外し など
使用方法
摺動部へは直接スプレーしてご使用ください。作動後に金属表面に複合被膜が形成され、水濡れなどによってオイル分が失われても長期間優れた潤滑性能が維持します。 エアーツールのメンテナンスでは通常のエアーツールオイルの補助としてご使用ください。   固着したネジの取り外しはスプレー後、約10分~15分経過後に工具にて緩めてください。

EXLUB® 原液 

主な用途
各種潤滑油への添加、ガソリン及びディーゼルエンジンオイルへの添加、切削油への添加 など
使用方法
各種潤滑油、切削油への添加 →5~10%添加し、十分に混合してください。 ガソリン及びディーゼルエンジンオイルへの添加 →エンジンオイル量の7~10%を直接エンジンのオイル注入口より添加してください。  ※注意 SPオイル指定のガソリン車及びクリーンディーゼル車への添加は推奨しません。又、湿式クラッチ採用車（バイク等）へは添加できません。

切削加工の際に使用される切削油においては、「工具と工作物の摩擦軽減や動力軽減につながる潤滑効果」「加工精度の向上や工具の負担軽減に影響する冷却効果」そして、「仕上げ面の向上につながる溶着防護効果」のような効果が期待されています。

切削油の選定における課題

塩素系切削油